RPA博士の自動化奮闘記

めんどくさい仕事をRPAとか使って自動化するtipsを紹介していきます

UiPath大好き人間がWinActorの研修を受けてみた感想

今回は~WinActorについて書いて見ようと思います!

 

実は私RPAツールの中でWinActorが一番苦手で、ゴリゴリのUiPath大好き人間だったのですが、

実はWinActorの研修に参加しましてコイツもなかなか悪くねえなあ(何様)と思ったのでシェアしていきます~

 

 

用語の違いについて

 

さあまずRPAツールごとに使われてる用語が全然違うのでそこから戸惑います。

具体例をあげてくと、

 

ソースコード(実際にやる業務の内容)

WinActor  = シナリオ

BizRobo!  = ロボット

UiPath      = プロセス

 

1つの動作(伝わるかな?)

WinActor  = ノード

BizRobo!  = ステップ

UiPath      = アクティビティ

 

などなど細かいところをあげるときりがないのですが、沢山の名前の違いがあるのです。。。。

新しいRPAツールを覚える際はこの辺り注意して学習して行きましょう!

 

共通のところでいうと「変数」とかは一緒です!この変数が非エンジニアの方がRPA覚える際のネックになることが多いんですよね。これに関しては説明してもよくわからないと思うので体で覚えるしかないです!

つまり練習問題いっぱい解きましょう!さすれば体で変数理解できます!

(そう言えば練習問題とかもこのブログに載せて行きたいです)

 

 

WinActorのここがいい!

 

研修受ける中でWinActorのいいなって思ったポイントたちです。

 

・インターフェースもエラーメッセージもログも全部日本語!

→ここはさすがの純国産RPAツールです。最近BizRobo!やUiPathも日本語化進めてはいますが、ログとかの奥深いところは当然英語ですし今後もそれは変わらないと思います。やはり全てが日本語というだけでとっつきやすさは全然違います。自分が英語のツール使えるからといって社内のメンバーがそうとも限らないので、完全日本語対応というだけで十分WinActorを選択する理由になりえます。

 

・オブジェクト認識とれる

私がBizRobo!のセールスをしていた頃はWinActorはオブジェクト認識ができないからだめだ!みたいな教育を受けてきたので勘違いしていたのですが全然そんなことはなかったです。普通にオブジェクト認識できるのでシナリオを社内で共有して使いまわすことも可能です。

でも流石にUiPathやBizRobo!と比べると認識の精度は劣ります。

 

 

WinActorのここがだめ!

 

フローチャートがすげえ見辛い

UiPathとかだとフローチャートの自由度が高くて詳細設計書そのまんまレベルのリーダブルなソースコードがかけたりするんですが、WinActorはそのあたり自由度が低いです。機能的には変わらないので、気にせずに購入される方もいるかもしれませんがコードの可視性はロボットの保守性能を左右する重要な指標です。

 

・文字の抽出が厳しい

RPAツールってだいたい「スクレイピング」っていう機能があって、これを使うとシステムとかにある情報をとってきてエクセルやら何かしらに保管する的なことができるんだけどWinActorにはなんとこれがないのよね。一応やろうと思えばできるんだけど、とってきたいところをドラックアンドドロップで選択してクリップボード使って抜き出すんだけど正直これだと取れない!ってやつがいくつもあるから厳しいかも。

もちろん営業さんが見せるデモはそこをうまくやるから簡単にできそうに見えるんだけどね。

 

 

まとめ

あと値段はフル機能版で年間約90万円が相場です!

値段に関しては高いとも安いとも言えないかな、普通です。

 

まとめると、やっぱり総合的にはUiPathとかに劣るけど小規模かつ内製化が前提の企業にはWinActor普通に使えるねっていうのが結論です。

 

つづく